家計管理は、ずっとしてきました。
本格的に始めたのが結婚してからなので、
もう20年近く…!
改めて数字を見ると、
えっ、そんなに?って感じです。
長いこと家計を見てきたので、
毎月いくら入って、
何にいくら使っているのか。
貯金はいくらあるのか。
かなり正確な数字は分かっていました。
教育費の準備もしていたし、
老後に向けた投資も始めていた。
それなりに考えている方じゃないかな、
とは思っていたんです。
なのに、なぜか安心できない。
教育費は足りるのか。
老後は大丈夫なのか。
住宅ローンはこのままでいいのか。
今、旅行や美容にお金を使ってもいいのか。
一つ確認しても、
また次の不安が出てくる。
これって、もしかしたら
お金が足りないからではなくて、
「どこまであれば大丈夫なのか」
が、自分の中で決まっていなかったからかもしれません。
一つ安心すると、次の不安が出てくる
教育費を考えたら、次は老後。
老後のお金を考えたら、
今度は住宅ローンが気になる。
収入が少し増えても、
物価が上がっているから安心できない。
それぞれについて、
今の自分にできる対策はしているつもりでした。
それでも、一つ片づくと
また次の「問題らしきもの」が出てくる。
長年家計管理をしていても、
「これで大丈夫」
と思える終わりが、なかなか見えなかったんですよね。
むしろ、家計を細かく把握しているからこそ、
足りなくなる可能性や、将来かかるお金まで
次々に見つけてしまってたのかも。
知れば安心できると思っていたのに、
知るほど不安の材料も増えていく。
…なんとも悩ましい話なわけです。
不安の原因は、金額だけじゃなかった
ずっと家計の数字を見てきて、
ようやく気づいたことがありました。
私がお金を貯めても安心できなかったのは、
金額だけが問題じゃなかったみたいです。
・いくらあれば安心なのか決めていなかった
・将来のお金と、今使うお金を分けていなかった
・使うと資産が減ることばかり気にしていた
・お金を「不安を防ぐもの」として見すぎていた
特に私は、
将来必要になるかもしれないお金を考えると、
今使うことをためらいやすいところがあって。
旅行へ行きたい。
新しい服が欲しい。
美容にも少しお金を使いたい。
払えないわけではないのに、
「このお金を残しておいた方が、
将来は安心なんじゃないか」
と考えてしまう。
でも、将来の安心に必要な金額が
自分の中で決まっていないので、
いくら貯めても使っていいとは思えない。
これじゃあ、
貯めても増やしても安心できないはずです。
お金の役割を分けて考えるようになった
お金って、口座の中に入っているだけだと
どれも同じに見えますよね。
教育費として使う予定のお金も、
老後のために投資しているお金も、
旅行に使っていいお金も、
数字としては全部「資産」です。
だからこそ、それぞれの役割が見えていないと、
どこまで使っていいのか分かりにくい。
なので、
「あなたはこの役目ね」
と、お金に役割をあげることにしました。
たとえば、
・普段の生活を守るお金
・教育費など、近い将来に使うお金
・老後に備えて増やすお金
・今の暮らしを楽しむためのお金
という感じです。
全部を将来に回すのではなく、
今使っていいお金も最初から残しておく。
旅行や美容、外食などに使うお金は、
将来のために取っておくお金とは別に考える。
そうすると、
「使ったら資産が減ってしまう」
ではなく、
「これは使うために分けていたお金だから大丈夫」
と思いやすくなりました。
私は「使い切ってもいいお金」があると、
かなり気がラクになるみたいです。
もちろん、だからといって
何も考えずに全部使えるわけではありません。
今でも、大きな金額を使うときは
何回も考えます。笑
でも、使うこと自体に罪悪感を持つのは、
少しずつ減ってきた気がします。
まずは「何のためのお金か」を見てみる
家計を見直すというと、
もっと節約する。
固定費を減らす。
貯蓄額を増やす。
という話になりやすいと思います。
それももちろん大事です。
でも、すでに家計を管理しているのに
なぜか不安が消えないときは、
今あるお金が、
それぞれ何のためのお金なのかを
一度分けてみてもいいのかもしれません。
生活を守るためのお金はいくらあるのか。
近い将来に使うお金はいくら必要なのか。
老後に向けて、今どのくらい準備できているのか。
今の自分が楽しむために使っていいお金はあるのか。
きっちり正解を出せなくても、
まず役割を書き出してみるだけで、
「全部を残しておかなければ」
という感覚は少し薄くなる気がします。
お金を調えるのは、ただ節約することではない
お金を調えることは、
支出を減らして、残高を増やすことだけではないと思っています。
将来の自分が困らないように備えること。
そして同時に、
今の自分にもお金を使えるようにすること。
どちらか一方を優先するのではなく、
将来の安心と今の楽しみを
両方残せる形を探すこと。
とはいえ私も、これでお金の不安が
完全になくなったわけではありません。
教育費だって、老後だって、
先のことはやっぱり気になります。
でも、
「足りるか分からないから、とりあえず全部残す」
という選択肢だけじゃなく、
「ここまでは将来のため。
ここからは今のために使ってもいい」
と考えられるようになって、
以前よりは少しラクになりました。
家計のちょうどいい形は、
人によっても、暮らしの時期によっても変わります。
なので私も、
今の自分と家族にとってのちょうどいいところを探しながら、
お金の不安をぼちぼち和らげている途中です。